チェックポイント(2)防音

チェックポイント(2)防音

日常生活と切っても切り離せない「音」の問題

物件を選ぶ時に「音」の問題は非常に大切です。他人の生活音について「特に気にならない」という人もいらっしゃるでしょうが、世の中には気にするタイプの人がたくさんいます。

日常的な生活音は仕方ないですが、例えば夜中に電話している声が、いつまでもボソボソと聞こえ続けていたら…。考えるだけでウンザリしてきますね。それに、相手の音が聞こえるということは、自分の音も周囲に聞こえているということ。生活が覗き見られているようで、あまり良い気はしませんよね。それに、自分は気にしなくても、自分の出している音がご近所の迷惑になる可能性もあります。

無用なトラブルを避けるためにも、防音性能がどうなっているか、あらかじめしっかりチェックしておいた方が良いでしょう。

壁の構造やサッシをチェックして防音性能の確認を

リノベーション物件は見た目はキレイでも、中身が古いままということがよくあります。

そこで、まずは部屋と部屋を仕切る「界壁」がコンクリート製かどうかを確認しましょう。一般的な鉄筋コンクリートのマンションは大体コンクリートでできているのですが、なかには軽量気泡コンクリート壁など、コンクリート以外のもので造られている場合があります。コンクリートでない場合は音を通しやすくなっているため、注意が必要です。

次に、「界壁」の厚みをチェック。当たり前ですが、「界壁」は厚ければ厚いほど防音性が高くなります。逆に「界壁」が150mm未満の物件は、防音の面で考えるならば避けた方が良いでしょう。

そして、最後に「界壁」と仕上げボードの間に隙間があるかどうかのチェックを。特に、内装を変更しているリノベーションでは、この部分の確認は重要です。防音性能を高く保つためにはコンクリートの壁に直接内装を貼り付ける方法が良いのですが、なかには、団子状の接着剤で上からふわっ貼り付けただけの場合があります。すると、壁と仕上げボードが密着せず、隙間が空いた“二重壁”状態に。洞穴のような空間で声を出すと、より音が響くことからもわかるように、空間があると音を強く反響します。この隙間は、防音面を考えたると致命的。音が変に響いて、うるさく聞こえてしまいます。

壁の構造の他には、外からの音が侵入してくる窓の作りも確認しておくと良いでしょう。窓のサッシには遮音等級という基準があるので、どんなサッシを使っているか業者に確認を。遮音等級が高ければ高いほど、高い防音性能を発揮します。

生活する以上、必ず何かしらの音は出てしまいます。しかし、騒音の問題でご近所とうまくいかなくなると、暮らしにくくなる一方です。余計なトラブルの種を増やさないためにも、防音性能はしっかり確認しておくことをおすすめします。