チェックポイント(3)シロアリ

チェックポイント(3)シロアリ

シロアリ被害を隠して販売する悪徳業社も…

こんな事例があります。築15年以上経った建物のお風呂場、リノベーションしようと床を撤去してみると…土台がすっかりなくなっていたというのです。これは長い時間をかけてシロアリに食べられたり、腐敗が進んでしまった結果。

おそろしい話ですが、築年数の古い建物では、シロアリの被害を受けていることもめずらしくありません。しかし、外から見ただけではなかなかわからないのがシロアリ被害の厄介なところ。なかには、シロアリ被害でボロボロの家を表面だけをキレイに取り繕って、売り逃げする悪徳業社もいるようです。目に見える表面部分にはキレイにクロスを貼って、パッと見は新品のように仕上げられていると、しっかりリノベーションされていると思いがちですが、壁をめくってみると内部はボロボロ…。そこまでの状態になっていると、いつ崩れてもおかしくなく、下手をすると人命に関わります。

このように故意に隠している場合もあれば、業社に知識がなく、シロアリ被害を見逃すというケースも考えられます。業社の言うことを鵜呑みにせず、自分自信でしっかり確認するという作業が大切です。

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戸建てだけじゃない、マンションでもシロアリ被害が

実はシロアリ被害は年々増加傾向にあるそうです。これは、決して他人事ではないということ。そして、シロアリ被害は放っておくと、建物そのものが弱くなり、地震や台風などが起きた場合の倒壊の危険性が高まるため、放っておくことはできません。

シロアリというと戸建の木造建築に発生するイメージがありますが、最近ではマンションなど鉄筋コンクリートの建物でも、シロアリの害が出ているそうです。高層階だからここにはシロアリの害は出ないだろう、と油断は禁物。鉄骨構造などでも木材を使っている箇所があるため、そこから侵入してくるのです。しかも、シロアリは雑食のため紙や衣類まで食べ尽くしてしまいます。

シロアリの害が出ているかどうかは素人の目視だけではわかりません。柱の裏や天井裏にいる可能性もあるため、専用の器具での調査が必要です。そのため、特に築年数の古いリノベーション物件は、専門家に調査に入ってもらった方が良いでしょう。その時に被害がなくても、念には念を入れ、住み始める前にシロアリ防止剤を塗布してもらうとさらに安心です。

また、悪徳業社の手口のひとつに「シロアリの被害が出ている」と嘘をついて、本来不要な換気扇などをつけさせるというものがあります。知識がない状態での判断は危険です。言われるままにはせず、きちんと専門機関の調査を受けるようにしましょう。